日大の第三者委“口封じ”認定 アンケートで指導実態浮き彫りに

 日本大アメリカンフットボール部による悪質な反則問題を調査している日大の第三者委員会は29日、都内で中間報告を発表し、日大守備選手の悪質な危険タックルが内田正人前監督、井上奨前コーチの指示で行われたと認定した。この件では、すでに関東学生連盟も前監督らの指示を認定しており、両氏に除名処分を科している。また、同件発生後に日大OBや職員による“口封じ”など不当介入があったことも認定。また、アンケート調査では内田体制でのいびつな指導状況が浮き彫りとなった。

 やはり指示はあった。委員長を務めた勝丸弁護士は「内田氏、井上氏の支配は相当強かった。けがをさせるという指示に逆らえない状況になっていた」と断罪した。

 中間報告では、5月の関東学連の調査同様に内田前監督の「やらなきゃ意味ないよ」など、当該守備選手への傷害の意図を含む反則指示を認定。また、他の選手に対しても同様の反則指示が過去に多数あったことも判明した。聴取などにおける両氏の責任回避の態度には「反省していない」と厳しく指摘した。

 さらに、同件発生後に一部の日大関係者が学生に対して不当な圧力をかけ、口封じを行っていたことも認定された。部員に対し、日大関係者が「『タックルが故意に行われたものだ』と言えば、バッシングを受けることになるよ」などと脅し、暗に内田氏らの関与がなかったように説明することを求めていたという。

 調査では日大のいびつな指導実態も浮き彫りになった。選手らへのアンケートでは「前監督に意見できなかった」という問いに、120人中113人が「できなかった」と回答。また「守備選手と前監督らのどちらが正しいか」という問いに、「内田氏、井上氏が正しいといった人は一人もいなかった」という。さらに「同じような指示(悪質タックル)が自分にあった場合、従っていたか?」という問いに対して、三分の二が「従っていた」と回答した衝撃の事実も明かされた。

 第三者委は今後、大学のガバナンス(統治)問題を調査し、7月末に最終報告を行う。「理事会側、経営側の責任も当然ある」と、田中理事長ら大学トップへの調査も視野に入れている。

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