関学大QBの父 日大の対応を批判「理事長からのコンタクトは全くない」
日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、反則を受けた関学大QBの父・奥野康俊氏が6日、自身のフェイスブックを更新。一連の問題に対する日大の対応について、改めて怒りをにじませた。
この日が問題発生から区切りの2カ月ということで投稿したことを説明。6月29日、日大の第三者委員会の中間報告で、悪質タックルは内田前監督ら指導者の指示があったと認定されたことを受け、「犯罪行為が、教育機関の指導者の指示のもと行われた事と部員を含むチームがその事実について知っていた事を知らされた事に対して正直驚きを隠せない」と、記した。
「しかしながら、監督、コーチは、この期に及んでも、まだ、知らぬ存ぜぬを押し通している。何を守ろうとしているのか。毎年執行する2600億円の利権か?それとも名誉か?明らかに学生を守ろうとはしていない。現役、アメフト部員を守り卒業年度の四年生が、試合に出れない事など全く眼中にない。でなければ、監督とコーチも全てを認めて、日大として、理事長の謝罪と説明責任を果たしているはずだ」。
日大では一連の問題が起きてから、田中英寿理事長が公の場に出て来ていない。奥野氏は「今回も、第三者委員会の中間報告があったが、やはり日大は、これまで同様、組織ぐるみで怪我を負わした事に対する罪の意識は全くなく、ホームページで簡単なコメントを出すのみである。第三者委員会の中間報告の後、私どもへの理事長からのコンタクトは全くない」と、不誠実な対応を批判した。