八角理事長 稀勢の里の休場「誠に遺憾」前場所に続き初日挨拶で言及
「大相撲名古屋場所・初日」(8日、ドルフィンズアリーナ)
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が初日恒例の協会挨拶を行った。8場所連続休場となった横綱稀勢の里(田子ノ浦)について「まことに遺憾ではございます」と言及した。
横綱、三役力士とともに初日の土俵に上がった八角理事長は「はじめにこの度の豪雨によりまして各地で甚大な被害が出ております。被災された方々にお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます」と願った。
続いて大勢の来場者に感謝を述べると、「横綱稀勢の里の休場は誠に遺憾ではございますが、各力士は日ごとのけいこの成果を存分に出し切り、気迫のこもった相撲で土俵を務め、皆さまのご期待に応えてくれることと確信しています」と、稀勢の里に代わる出場力士の奮闘を約束した。
八角理事長は5月の夏場所の初日挨拶でも休場した稀勢の里、大関高安(田子ノ浦)について「誠に遺憾」と述べており、2場所連続の言及となった。