錦織圭 日本男子23年ぶりのウィンブルドン8強入り
「テニス・ウィンブルドン選手権」(9日、ロンドン)
男子シングルス4回戦で、第24シードの錦織圭(日清食品)が世界ランキング138位のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)を4-6、7-6、7-6、6-1で下し、ウィンブルドンでは自身初となる準々決勝進出を決めた。日本男子のベスト8入りは95年の松岡修造以来となる。
試合後のインタビューで「どうなることかと思った」と振り返った通り、ファーストセットを先に奪われる展開だったが、2、3セット目をタイブレークの末にモノにする。第4セットでは一気にペースを上げて、5ゲームを連取。続くゲームを奪われたが、第7ゲームで勝負を決めた。決して楽な試合ではなかったが、壁を越える8強入り。準々決勝に向けて「どんどん進んで行けたら」と意欲をみせた。
錦織は1回戦で世界ランキング198位のクリスチャン・ハリソン(米国)に勝ち、2回戦はバーナード・トミック(オーストラリア)に逆転勝ち。3回戦では第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)をストレートで撃破した。11日の準々決勝で4度目の優勝を狙う第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に挑む。