序ノ口・服部桜が89連敗でストップ 783日ぶり通算2勝目にネットも祝福
「大相撲名古屋場所・3日目」(10日、ドルフィンズアリーナ)
東序ノ口34枚目の服部桜(19)=式秀=が颯雅(15)=二子山=に勝ち、連敗を89で止めた。勝負結果は腰砕け。16年夏場所6日目の三番相撲で沢ノ富士(伊勢ヶ浜)を寄り切って初勝利を挙げて以来、783日ぶり2勝目となった。
15年秋場所で初土俵を踏んだ。176センチ、80キロの細身の体。初勝利後は12場所連続で7戦全敗の場所が続き、史上ワースト連敗記録を更新し続けていた。
16年の秋場所では錦城(九重)相手に戦意喪失し、自ら転んだり、尻もちを付き負ける無気力相撲が物議を醸した。
今回の勝利も腰砕けとあって、豪快さには少し欠けたものの、勝ちは勝ち。入門以来、悲願の2勝目で連敗を89で止め、通算成績も2勝111敗1休とした。
この勝利に服部桜の相撲を見守ってきたファンは歓喜。脳科学者の茂木健一郎氏はツイッターで「ここまで通算成績が1勝111敗1休だった服部桜が、今日勝って、2勝目を上げたとのこと。凄い!89連敗から脱しました」と喜びツイート。その他にも「2勝目おめでとう」「諦めないことは勝つことより難しい」「1勝の価値を彼が教えてくれる」など祝福が相次いでいた。