松岡修造、悔しさにじませ… 錦織へ全米OPで「悔やみきれない思いぶつけて!」

 プロテニスプレーヤーの松岡修造が12日、自身の公式HPで、全英準々決勝で、ノバク・ジョコビッチに敗れた錦織圭へ「悔しさ」と「感謝」の思いをつづった。

 95年の松岡以来、日本人男子4人目となった全英ベスト8に進出した錦織へ、松岡は戦前、優勝も狙えると期待を寄せたが、やはりジョコビッチの壁は厚かった。松岡超えのベスト4入りは果たせなかったことに、「ここまで頑張ってくれた圭には申し訳ないが、正直、悔しい思いでいっぱいだ」と無念さをにじました。

 松岡は、錦織の試合に「心臓がはちきれそうになるくらい、1ポイント1ポイントが凄まじい戦いだった」と振り返り「でも圭はあきらめなかった」と、錦織のメンタルに敬意を表した。だが、それを上回ったのがジョコビッチの精神力。「怪我からカンバックし、とてつもないテニスを披露してくれたジョコビッチに、敬意を表したい」とした。

 そして、ここまで勝ち上がった錦織に対し「圭には本当に心から感謝している。何故なら、僕にもう一度ウインブルドンを思い出させてくれたからだ」と感謝の思いも吐露した。

 松岡氏は錦織敗因の一つに、激しい打ち合いで芝がはげていったコートの状態を挙げ、イレギュラーバウンドが出やすくなることでミスもでると指摘。「ミスした後のリアクションが消極的だった。バウンドが狂ったことに目を向けすぎた」など、経験者ならではの分析も加えた。

 そして最後に、この後控える全米オープンに向け「悔やんでも悔やみきれない悔しい思いを、得意のハードコートで思い切りぶつけて欲しい!圭よ、タフになれ!心も体もまだまだ強くなれる!」と激励。「そして改めて言わせて下さい。ベスト8おめでとう!」ともつづっていた。

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