13日、松山市の松山中央公園野球場で第100回全国高校野球選手権大会への出場を懸けた愛媛大会が行われ、西日本豪雨で甚大な被害を受けた西予市野村町地区にある野村が新居浜西との1回戦に臨み、快勝した。
野村町地区は河川が氾濫し、床上浸水などの被害が大きかった。林貴斗選手(2年)の自宅も2階まで浸水したが、グラブやユニホームは使える状態で見つかったという。出場機会はなく、ベンチから大きな声を出して、チームを盛り上げていた。
一回に10点を挙げるなど、15-3の五回コールドゲームで大勝。入船梓主将(3年)は「この勝利がいい報告になればいい」と話した。