バド奥原希望、世界V2へギア「勝負勘少し戻ってきた」
バドミントン女子シングルスで17年世界選手権金メダリストの奥原希望(23)=日本ユニシス=が16日、ワールドツアー3連戦を終えて成田空港に帰国した。
マレーシア・オープンでは2回戦敗退、続くインドネシア・オープンでも2回戦で敗れたが、タイ・オープンでは決勝で世界ランク3位のシンドゥ・プサルラ(インド)を下して優勝。「まだ100%ではないが、今回は自分が主導権を握ってラリーをする機会が多かった」。この1年は右膝痛などで苦しんできたが、ワールドツアーとしては1年ぶりの制覇を果たし「勝負勘は少し戻ってきたかな」と復調に手応えを示した。
30日開幕の世界選手権(中国・南京)では日本勢初の2連覇が懸かる。今年も大舞台に照準を合わせてギアを上げてきた奥原は「ディフェンディングチャンピオンと言われるけど、自分は全然そう思っていない。今持ってる力を全て出して戦う」と、防衛ではなく勝ち取る姿勢を示した。