デニス・テンさん刺殺 白昼、泥棒に刺され大量出血

 ソチ五輪、表彰台で歓喜の表情を見せる羽生結弦(中央)と2位パトリック・チャン(左)と3位デニス・テンさん=2014年撮影
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 フィギュアスケート男子の14年ソチ五輪銅メダリストのデニス・テンさん(25)=カザフスタン=が19日、カザフスタンの最大都市・アルマトイの路上で刃物で刺され、亡くなった。同国のスポーツ文化大臣も「偉大なスケーターで、我々の誇りだった」と突然の悲劇に哀悼の意を評し、「ご家族にお悔やみ申し上げる」とコメントした。

 「KAZPRAVDA」や「KAZINFORM」やなど複数の同国メディアが報じた。

 現地報道によると、テンさんは19日午後、アルトマイのダウンタウンで、テンさんの車のミラーを盗もうとした2人組に襲われ、大腿部などを刺された。救急車で中央病院に運ばれたが、3リットルの血液を失うなど出血がひどく、重篤な状態が続いていた。

 医師の懸命な治療にもかかわらず、病室のベッドの上で息を引き取った。

 テンさんは16年3月のフィギュアスケート世界選手権の公式練習中、羽生結弦の進路を妨害する形となった一件でも注目を集めた。羽生とはその後、和解している。

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