御嶽海が初優勝 出羽海部屋から38年ぶり「うれしい。充実した毎日」と涙

初優勝を決めた御嶽海=ドルフィンズアリーナ(撮影・山口登)
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 「大相撲名古屋場所・14日目」(21日、ドルフィンズアリーナ)

 関脇御嶽海(出羽海)が13勝目を挙げ、千秋楽を待たずに初優勝を決めた。過去の対戦成績5勝1敗とリードしている3敗の前頭十三枚目栃煌山(春日野)を寄り切りで下した。

 御嶽海は今場所、休場した3横綱、新大関栃ノ心(春日野)との対戦はなく、上位陣では12日目に高安(田子ノ浦)に敗れて初黒星を喫したが、13日目に豪栄道(境川)に勝ち、1敗を守っていた。

 初土俵から21場所目での戴冠。長野県出身力士としても初優勝となった。来場所は大関獲りもかかる。

 NHKのインタビューを受けた御嶽海は、「うれしいです」と喜びをかみしめながら涙。「この15日間ですごい緊張したんですけど、優勝しなきゃいけないという感じになって、なんとか勝てました」と振り返った。

 出羽海部屋にとって38年ぶりの優勝力士となったことには、「盛り上げることができて良かったです」と話し、「もう、部屋のみなさんにお世話になりっぱなしで4年という短い期間で優勝に導いてくれてうれしいです」と感謝した。

 前半から好調を維持した今場所については、「しっかり場所前から稽古もできて、しっかり充実した毎日を送れていた。今場所はすごく身体が動いている。(長野県勢初Vにて)地元の方の声援で勝てることができた」と笑顔も見せた。

 3横綱1大関がいなくなった展開については「とくになにも考えずにやっていました」と話した。

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