渡辺がグリズリーズと「ツーウエー契約」 田臥以来NBAへ大きく前進
NBAのグリズリーズは20日、ジョージワシントン大卒の渡辺雄太(23)と、下部リーグのチームに所属しながら一定期間NBAに出場が可能な「ツーウエー契約」を結んだと発表した。過去にNBAに出場した日本人は04年にサンズでプレーした田臥勇太(栃木)だけで、世界最高峰の舞台へ大きく前進した。
NBAへの登録が最大で45日間可能な契約で、米メディアによると契約期間は2年。渡辺はツイッターで「これからがまた本当の勝負です」と意気込みを示した。
渡辺は香川・尽誠学園高からジョージワシントン大に進学。203センチの長身ながら機敏な守備を持ち味とし、17~18年シーズンは同大が所属するカンファレンスの最優秀守備選手に選ばれた。6月のNBAのドラフト会議では指名されなかったが、今月に若手が集う登竜門のサマーリーグにネッツの一員として全5試合に出場し、存在をアピールしていた。
グリズリーズは米南部テネシー州メンフィスを本拠地とし、17~18年シーズンは西カンファレンス南西地区で最下位。下部リーグのチーム名はハッスルで、ミシシッピ州サウスヘイブンが拠点。