池江璃花子 本人もビックリ!トレーニング“相乗効果”でリーチ2センチ増
2020年東京五輪まで24日であと2年。史上最多の金メダル30個を目標に掲げるチームジャパンの有力候補たちが2年後への思いを語った。競泳女子の池江璃花子(18)=ルネサンス=は23日、横浜市内で関東高校大会の100メートル自由形と800メートルリレーに出場。「もちろんメダルを取りたい」と抱負を語った。
長いようで短く、短いようで長い。節目の日を迎えた池江は「あと2年なんだという実感はあまりないけれど、やることは決まっているので。それに対して、自分はしっかり集中して打ち込んでいけたら」と夢舞台への道のりを思い描いた。
この日は関東高校大会に出場。100メートル自由形では自己ベストの53秒03まではいかないが、「53秒5を出せたら」と想定していたタイムを切る53秒47をマーク。800メートルリレーでは第3泳者として5位からトップまでチームを引き上げ、優勝に貢献した。高校生としてはこれが“ラストレース”。「寂しい気持ちになったけど、みんなで笑顔で終えられてよかった」とはにかんだ。
この2年で100メートルバタフライや自由形では0・5秒以上自己ベストを更新。競技面の成長は著しい。この日はさらに身体面の成長も判明。リオ五輪時は184センチだった両腕を左右に広げたリーチが2センチ伸びて186センチになっていた。
「え~!?」と池江自身も驚いた様子だったが「分かった!懸垂やっているからだ!」。3週間ほど前から取り入れたトレーニングの思わぬ“相乗効果”に「もっと伸ばして、この長さを水中に生かせるようにしたい」と笑みをこぼした。
2年間の成長幅を思えば、2020年の輝かしい姿も容易に想像がつく。「もちろんメダルを取りたい。母国開催だし、応援してくださる方に恩返しができるように泳ぎたい」と池江。膨らむ夢を現実にしてみせる。