村田諒太が意味深投稿 「石を投げるなら自分はしなかったか自問することが必要」
ボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太が2日、フェイスブックを更新し、「石を投げるなら、同じ状況に置かれて自分が同じようなことを本当にしなかっただろうかどうかと自問してみること 人を糾弾する前に必要な事だと考えています」と意味深な投稿を行った。
村田は7月28日に更新したフェイスブックで、日本ボクシング連盟の記事を添付し「そろそろ潔く辞めましょう、悪しき古き人間達、もうそういう時代じゃありません」と投稿したが、それ以来の投稿。
村田は「カポー(同じ収容者でありながら、見張り役など、特別な権利、立場を与えられた収容者)が時にナチス親衛隊より酷い仕打ちをしてきたという話」と、ヴィクトール・E・フランクルの著書「夜と霧」の中の話を例に挙げ「そのカポーを裁くことが出来るのかどうか。フランクルの言う、石を投げるなら、同じ状況に置かれて自分が同じようなことを本当にしなかっただろうかと自問してみること 人を糾弾する前に必要な事だと考えています」と、まずは自分の身を振り返る必要があるとした。
そして「世の中にはこのカポーが溢れていることを忘れてはいけないなと、改めて思う今日この頃です」と締めくくった。
現在、日本ボクシング連盟や山根明会長に対する非難が日に日に高まっているが、村田の書き込みには、具体的にこのカポーが誰を指すのか、この話が何を差しているのかには触れていない。だがファンからは「重い言葉」などのコメントが寄せられていた。