織田幹雄さん快挙から90年 努力、工夫で五輪金1号

 1928年アムステルダム五輪の陸上男子三段跳びで織田幹雄さんが日本の金メダル第1号に輝いてから2日で90年となった。身長167センチのジャンパーが世界の頂点に立った最大の要因は「努力」と「創意工夫」。その姿勢は、2年後に東京五輪を控える日本勢にも引き継がれている。

 98年に93歳で亡くなった織田さんは広島一中(現広島国泰寺高)時代に陸上と出会い、早稲田大に進学。当時は指導者も指導書もなく、海外から文献を取り寄せて研究を重ねたという。24年パリ五輪は6位。「海外選手のものまねだけでは駄目」とし、日本人に合った跳躍の探求を始めた。

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