日大 応援リーダー部監督の解任を発表 パワハラ報道受け「指導に支障を来す懸念」
日大は9日、応援リーダー部(競技チアリーディング)の女子学生が、同部の監督からパワーハラスメントを受けていたと一部で報じられたことを受けて、同部の監督を解任したことを発表した。
同大学の企画広報部が「日本大学保健体育審議会応援リーダー部のパワハラ報道に関する件について」と題したファクスをマスコミ各社に送付。「日本大学保健体育審議会は、応援リーダー部監督を本日付けで解任いたしました。学生の指導に支障を来すことが懸念されると判断したためです」と記した。
また、「部員・学生の動揺も懸念されているため、臨床心理士等によりケアするサポート体制をすでに整えております」とも発表。騒動の余波を最小限に抑えるよう大学が速やかに対応策を講じたことをうかがわせた。
今後はパワハラの真相究明に向けて「本学の人権救済委員会において調査を進めており、近く結論を出す予定」とも記している。
女子学生の代理人弁護士はこの日、同部の監督からのパワハラ報道について、報道各社への文書で、記事の内容を認め、同部員と、家族の声明を発表。声明は「本年2月1日から6日にかけて、部の監督、同期、先輩からの発言や行動によって私は自殺を考えるほどに精神的に追い詰められました」と、悲痛な書き出しで始まっている。