レスリング協会会長、伊調馨に直接謝罪 全日本オープンで実戦復帰へ

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=らが日本協会前強化本部長の栄和人氏から受けたパワーハラスメント問題で、日本協会は10日、伊調に対し謝罪したことを明らかにした。8月上旬に福田富昭会長が伊調と面会、パワハラ問題への謝罪と、再発防止に向けた取り組みなどについて説明したという。

 伊調は所属先を通じて声明を発表。謝罪を受けたことを報告し、10月の全日本女子オープン選手権(静岡)で実戦復帰する意向を表明した。リオデジャネイロ五輪以来、約2年ぶりとなる公式戦出場へ「レベルを上げた練習に取り組んでいる」と現状を説明した。

 日本協会は福田会長名で声明を出し「アスリートファーストの理念に立ち返り、伊調選手をはじめ全ての選手のサポートに全力でまい進する」と誓った。

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