上野連投も…日本また準V 米国にタイブレーク延長十回サヨナラ負け…
「ソフトボール女子・世界選手権・決勝、日本6-7米国」(12日、ZOZOマリンスタジアム)
世界ランク2位の日本は決勝で世界1位の米国にタイブレークの延長十回、6-7で逆転サヨナラ負けを喫し、2大会連続準優勝に終わった。準決勝で米国に敗れた日本は、敗者復活を兼ねた3位決定戦で上野由岐子(36)=ビックカメラ高崎=が完封してカナダに3-0で勝ち、決勝に進出。連投した上野が2-0の三回に逆転3ランを浴び、延長に入ってもリードを守れなかった。米国は2大会連続11度目の優勝を飾り、東京五輪の出場権を獲得した。
絶対的エースが最後の最後で打ち砕かれた。6-4で迎えたタイブレークの延長十回、同点に追いつかれてなおも抱えたピンチで三塁線を抜ける安打を許し、サヨナラ負けを喫した。気迫の投球を続けた大黒柱は3時間超の熱戦を終えると、無念そうに天を仰いだ。
87球を投げて完封した3位決定戦から3時間半後に再び、先発のマウンドに立った。だが、2-0の三回に今大会7試合目で初失点となる逆転3ランを浴びる。藤田の2本塁打など何度も打線の援護を受けて粘りの投球を見せたが、米国の強力打線を抑えきることはできなかった。
「何とか期待に応えたかったが、残念。申し訳なかった。最終的に甘くなった球を打たれている。次は勝てる試合をつくりたい」。さすがに疲労の色は隠せなかった。