日本ボクシング連盟の会長を辞任した山根明氏（７８）が１２日、大阪府内の自宅前で取材に応じ、報道陣に対して怒りをあらわにした。

　午後、車で移動するため自宅から姿を見せた。その際に報道陣から「一言いただけないですか」などと声をかけられると「やめなさい、やめ」と語気を強め「お前ら人殺しか。近所中に迷惑かけて、人殺しか」と声を荒らげる一幕があった。

　その後、山根氏は報道陣の元へ詰め寄り、記者を振り払うそぶりをしながらけん制。関係者に静止されても「連盟の会長を辞任しているんやさかい。全部がウソばっかり書くから」とまくし立てた。

　一方で「弁護士にいろんな相談をしている」とも明かし、「相手側が悪いことを言っても一時、受け答えをしない」と、今後の立場を説明。また、関西連盟の会長職の進退については「そういうことをいちいちおもしろ半分に聞くな」とし、具体的には語らなかった。