2020年東京五輪期間中の首都圏の鉄道混雑状況を中央大理工学部の田口東教授(交通ネットワーク)が試算し、13日までにまとめた。朝のラッシュ時に観客の移動が重なると電車の混雑が激しくなり、ホームや改札に人があふれて混乱する可能性があると指摘している。
田口教授は国土交通省の統計などを基に、乗客の移動時刻や経路を分析、電車や駅ごとの利用状況をシミュレーションした。
その結果、期間中の朝のラッシュ時には「体が触れあい、相当な圧迫感がある」という乗車率200%以上の電車が通常の1・5倍に増え、東京や新宿など、滞留者数が2倍以上に膨らむ駅が続出するとの予測が出た。