錦織が初戦突破 右手首不安なし

 「テニス・ウエスタン・アンド・サザン・オープン」(13日、シンシナティ)

 男子シングルス1回戦で世界ランク23位の錦織圭(28)=日清食品=は同37位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を7-5、6-3で退けた。2回戦で元世界3位のスタン・バブリンカ(スイス)と対戦する。同ダブルス1回戦でマクラクラン勉、マトベ・ミデルクープ(オランダ)組はマルコ・チェッキナート(イタリア)ダミル・ジュムール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)組に6-7、6-3で迎えたマッチタイブレークを10-8で制して勝った。

 ちょうど1年前の8月13日にこの大会の練習会場で右手首を痛めた錦織。全米オープン前哨戦の初戦で20歳のルブレフを破り「1年たってこの場に戻ってきて、テニスができているのはうれしい」と感想を口にした。

 第1サーブの確率が53%と低く、ダブルフォールトは五つと安定感を欠いたが、要所で手堅い守りを発揮。2セットともに勝負どころでブレークを奪い、経験の差を見せつけた。

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