羽生結弦のフィギュア最高点は「歴史的記録」に ISU新ルール導入で得点をリセット
国際スケート連盟(ISU)は16日までに、今季からフィギュアスケートが新ルールとなることに伴い、得点記録をリセットした。五輪2連覇の羽生結弦(23)=ANA=が持つ男子の歴代最高得点330・43点は、「歴史的記録」として残ることになる。
ISUは五輪翌年のシーズンとなる今季からフィギュアスケートのルールを変更。特に出来栄え点(GOE)がこれまでのマイナス3~プラス3の7段階から、マイナス5~プラス5の11段階になることに伴い、「すべての統計情報はゼロからスタートします」と発表。ホームページ上の統計記録は一新され、2017-2018年シーズンまでの記録は「historic records」として残されている。
これにより羽生のSP112・72点(17年オータムクラシック)、フリー223・20点(17年世界選手権)、総得点330・43点(15年GPファイナル)はすべて「歴史的記録」の1位として、永遠に残ることになった。
フィギュアスケートは02年ソルトレークシティー五輪シーズン後に、それまでの6・0システムから、現在のジャッジシステムに変更。03年9月の大会から昨季まで、15年間の統計記録が積み重ねられていた。