バド会場は熱狂的で世界一うるさい…桃田賢斗「シャトルの音聞こえない」

 アジア大会(ジャカルタ)に出場するバドミントン日本代表が18日、試合会場で練習を行った。

 男子シングルスで世界選手権金メダリストの桃田賢斗(23)=NTT東日本=はコートの感触を確かめた後、取材に応じ、「照明の強さとか、体育館の風を意識しながら練習した。風はあるけど、自分の感覚としてはいい感じで臨める」と、19日から始まる試合に向けて自信をのぞかせた。

 インドネシアではバドミントン人気が高く、チケットも売れているという。地元テレビ局の女性は「バドミントンは最も人気のあるスポーツで、アジア大会でもすごく注目されています」と話した。一方“好事家”が多いだけに、応援も熱が入る。日本代表の朴柱奉監督は「競技をよく知っている人が多くて、応援もすごい。世界一うるさい会場」と形容していた。

 桃田はこの会場について「すごく観客が熱狂的で特徴的でもある。たまにシャトルの音も聞こえないくらいうるさくなる」と印象を明かした。

 しかし、7月に同じ会場で行われたインドネシア・オープンでも優勝を果たしている縁起のいい場所だけに「風も強くて、応援もうるさくてやりづらい体育館の1つだが、苦手意識はない」とキッパリ。「観客の人に見てもらえれば自分もモチベーションになる。アウェーになることもあると思うが、強気のプレーをしたい。しっかり集中してプレーしたい」と気合を入れた。

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