バスケ男子買春問題、違法リスク「認識」と永吉 法務委員長も「違法の可能性高い」
インドネシア、ジャカルタで行われているアジア大会で、公式ウエアを着たまま深夜の歓楽街に立ち入り、買春行為を行ったとされ、日本オリンピック委員会(JOC)から日本選手団の認定を剥奪されたバスケットボール男子日本代表の4選手と、日本バスケットボール協会の三屋裕子会長が、20日、帰国後、都内で謝罪会見を行った。
処分を受けたのは橋本拓哉(23)=大阪エヴェッサ=、今村佳太(22)=新潟アルビレックス=、佐藤卓磨(23)=滋賀レイクスターズ=、永吉佑也(27)=京都ハンナリーズ=のBリーガー4人。公式ウエアを返上したため、帰国時の空港ではそれぞれTシャツ姿だったが、黒のスーツに着替えて登壇し、謝罪した。
女性との行為において、金銭のやりとりがあったかという問いに、永吉は「はい、そうです」と買春であったことを認め、「自分たちの認識の甘さがあった」と、うなだれた。1人あたり120万ルピア(9090円)支払ったという。相手が未成年や既婚者であったかについて、永吉は「(そうではないという)確認はした」というが、違法となるリスクについても「認識はありました」と、話した。
弁護士で日本協会の岸郁子法務委員長は、今回の買春が現地において違法かどうかについては「まだちょっと時間が足りず、現地の法律を調べ切れてない」とした上で、「合法という確認もできていない。日本と同じく違法の可能性が高い」と、説明した。ただ、現時点では現地警察からの接触はなく、「処罰については現地の組織の問題もある。どうなるかはなんともいえない」と、話すに止めた。