鈴木大地長官「あり方を検討」国の指導範囲を見直しへ バスケ男子買春問題で

 ジャカルタ・アジア大会でバスケットボール男子日本代表の4選手が買春行為に及んだとして日本選手団から追放された問題で、大会視察に訪れたスポーツ庁の鈴木大地長官は20日、「国がどこまで介入すべきなのか。あり方を検討せざるを得ない」と述べ、限定的なスポーツ庁の競技団体に対する指導範囲を見直す可能性について言及した。

 2020年東京五輪を控え、スポーツ界全体のコンプライアンス(法令順守)向上に取り組んでいる中で、不祥事が後を絶たない。「10歩も20歩も後ろに下がるような事件ばかり。団体によってはなかなかいい方向に向かわないことが分かった」と厳しい姿勢で臨む考えを示した。

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