バスケ男子買春の4選手が当面謹慎 来月5日「処分決定」まで 大河チェアマン謝罪

選手の買春問題を謝罪するBリーグの大河チェアマン
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 アジア大会のバスケットボール男子日本代表4選手が買春行為で代表認定を取り消された問題で、4選手が所属するBリーグの各チームは21日、日本協会から正式な処分が科されるまで、当該の選手を謹慎させると発表した。発表したのは永吉佑也(27)が所属する京都、橋本拓哉(23)の大阪、今村佳太(22)の新潟、佐藤卓磨(23)の滋賀。Bリーグと協議して決めた。また、Bリーグの大河正明チェアマン(60)は都内で会見し、問題を謝罪した。

 謝罪会見から一夜明けても、総合国際大会中に買春という前代未聞の醜聞の波紋は消えない。米で五輪を放映するNBCの電子版などでも「日本のバスケ選手が女性と夜を過ごし、アジア大会から追い出された」と報じられた。大会を主催するアジアオリンピック評議会のサバーハ会長の「選手は社会の良い象徴であるべき」というコメントとともに、スキャンダルとして扱われた。

 この日、4選手が所属するBリーグの4クラブは、それぞれ日本協会から9月5日の理事会で諮られる処分が決定するまで選手たちの謹慎を発表。また、大河チェアマンは「今回の不祥事で、他の競技団体にもご迷惑をお掛けした。おわびを申し上げたい」と謝罪した。

 リーグ発足の16年から選手に対してリスク管理の研修を行っており「Jリーグにも負けない制度だと思っていた」という。ただ、結果として裏切られる形となり「結果が伴わなかった。選手、クラブとの向き合いが未成熟だったのかもしれない」と、ショックを隠さなかった。

 前日の日本協会の謝罪会見では、三屋会長が「敗者復活」という言葉で4選手の再生させる意欲も語っていたが、協会の副会長も務める大河チェアマンは「敗者復活うんぬんはまだ早い。反省から入るべき」と、まず厳粛な対応をする意向を示した。

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