バド日本女子48年ぶり金メダル、5連覇の中国を撃破 奥原「日本が1番という証拠」
「アジア大会・バドミントン」(21日、ジャカルタ)
バドミントン女子団体決勝が行われ、前回3位の日本は、5連覇中の中国を3-1で破って、1970年バンコク大会以来、48年ぶりに金メダルを獲得した。
世界トップが集まるアジアで、日本がバドミントン最強王国だと証明した。第1試合のシングルスで山口茜(再春館製薬所)が敗れはしたものの、第2試合のダブルスで世界選手権銀メダルの福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)が、昨年の世界王者ペアを2-0で退けた。
第3試合のシングルスは、昨年世界女王の奥原希望(日本ユニシス)が世界ランク7位のヘ・ビンジャオに2-1で勝利。第4試合のダブルスでは、リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が2-0で完勝した。
5月の国別対抗戦ユーバー杯では、日本が37年ぶりに制覇。しかし、中国が準決勝で破れていたため、対戦はなかった。直接対決を制しての優勝に、奥原は「中国に勝てたことはすごく大きい。日本が1番だという証拠になる。2大会で優勝して日本の強さを示せた」と胸を張った。
主将の高橋は「1番のライバルの中国に勝って優勝するのは格段にうれしい」と万感の表情。決勝前には「ユーバー杯とアジア大会の2つとったらムチャクチャ強いと思ってもらえる。ユーバー杯がまぐれだと思われないように、中国に勝って優勝したい」と話していた。