日大、応援リーダー部の前監督は「パワハラ」に該当と発表

 日大が22日、応援リーダー部の女子学生に対する前監督の行為がパワーハラスメントに該当すると、日大内の人権救済委員会から結果が示されたと発表した。

 日大企画広報部は「本学は、この結果を真摯に受け止め、適切な対応を図っていく所存です」とコメントした。なお、前監督は今回のパワハラ問題が報じられた8月9日に日本大学保健体育審議会から「学生の指導に支障を来すことが懸念される」ことを理由に解任されている。

 女子学生側が報道各社に配布した文書によると、パワハラ行為があったと主張していたのは1月末から2月にかけて。「自殺を考えるほどに精神的に追い詰められました」と、詳細を説明した。

 1月22日に大雪が降った日、大学の事務員が、知人だった前監督に練習の有無を確認する電話をした。それにより、練習が中止となったことを知った当該の女子学生はその場で部の仲間と喜んだ。これを聞いた監督が女子学生が事務員に電話をかけさせて、練習を中止させようとしたと認識して激怒されたと、女子学生側は主張した。

 その後、厳しい叱責を受けるようになり、母校の高校のスウェットを着用していることにも罵倒されるようになったと主張。けがをしたことも疑われ、「同期と一緒に診てもらい、報告するように」と、言われたとしていた。

 この日、日大の企画広報部が発表した文書には、どの行為が「パワハラ」に該当するのか、詳細は記されていない。

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