不祥事で8人のバスケ男子「感謝を全員で表現」「一致団結して」 香港に勝利
「アジア大会・バスケットボール・1次リーグC組、日本88-82香港」(22日、ジャカルタ)
4選手の不祥事で選手8人で試合に臨んだ日本が、香港に勝利した。各選手の出場時間が長くなる中、相手を振り切った。
メンバー表には、不祥事を起こした選手の名前に手書きと見られる横線が引かれ、急な出来事だったことをうかがわせた。試合は辻直人、太田敦也、ベンドラメ礼生、熊谷尚也、張本天傑の5人がスターティングメンバーでティップオフした。
第1クオーターは22-19、第2クオーターは20-22と一進一退の展開に。第3クオーターで28-20とリードを広げた。第4クオーターは18-21と香港の反撃を振り切った。
主将の辻は「試合をさせてもらえる感謝を全員で表現しようと、全力で戦った」。太田は「簡単な試合じゃないのは分かっていた。一致団結して勝てた」と振り返った。
出場選手が1チーム5人のバスケットボールは交代が自由で、ベンチワークも勝敗を大きく分ける。例えば、ファウルを多く犯した主力選手を退場にならないようにベンチに下げ、勝負どころの終盤で試合に戻す、ということが行われる。ベンチに3人しかおけないことは、体力面でも、戦術面でも大きなハンデとなる。