貴乃花親方が退院し帰京 都内病院で精密検査へ…26日まで巡業は休場
巡業先の秋田市で21日に倒れて病院に救急搬送された大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱=が22日朝に退院し、帰京した。午前中にJR秋田駅に姿を見せた同親方は、体調を尋ねられ「退院したばかりだから」と、答えるにとどめた。
同親方から報告を受けた日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は詳しい診断は不明とした上で「無事に東京に戻ったとの連絡があった。しっかり歩いているということだった」と話した。
東京の病院で精密検査を受け、26日まで残りの巡業は休場する。同部長は診断書を提出するよう指示した。
貴乃花親方は弟子を指導中に突然、倒れ、21日午前10時10分ごろ「けいれんを発症して意識がない」と119番があった。救急車が到着した際に意識は戻っており、会話もできる状態だった。
3月の春場所で弟子の貴公俊が暴行事件を起こし監督責任を問われ、親方衆では序列最下位の年寄に降格した。夏巡業には審判として同行し、連日、熱心に弟子の指導に当たっていた。