バスケ男子買春問題 FIBAが日本協会に「正しい対応」 謝罪会見に評価
インドネシア、ジャカルタで行われているアジア大会で、公式ウエアを着たまま深夜の歓楽街に立ち入り、買春行為を行い、バスケットボール男子日本代表の4選手が日本オリンピック委員会(JOC)から日本選手団の認定を剥奪された問題で、日本バスケットボール協会のエグゼクティブアドバイザーを務める川淵三郎氏(81)が23日、自身のツイッターを更新。同協会の三屋裕子会長に、国際バスケットボール連盟(FIBA)のヴァイス財務担当から「三屋会長は正しい対応をした。我々は三屋会長を応援している」と激励があったことを明かした。
国際総合大会中の買春という前代未聞のスキャンダルで、現在、FIBAが保留としている2年後の東京五輪での開催国枠の適用への悪影響が懸念されており、三屋会長も21日の会見で「すべてがアピールの場だった。それを1つ失った。すでに国際連盟には一報を入れている。どういう形で尾を引くのか」と、懸念を示していた。ただ、4選手の帰国後、本人たちを会見に同席させ謝罪させるなどの日本協会の迅速な対応は、一定の評価を得た模様だ。
川淵氏は「本当にありがたい。この三年余りで築いてきたFIBAとJBAの信頼関係からみて、悪化することはありえないとは思っていたけど、それを聞いて心から安心した」と、胸をなで下ろした。