フェンシング日本女子が金メダル、フルーレ団体で史上初 宮脇「歴史をつくるチーム」
「アジア大会・フェンシング」(23日、ジャカルタ)
女子フルーレ団体決勝が行われ、日本は過去4度の優勝を誇る中国に延長戦の末、35-34で勝利。前日に初優勝した男子エペ団体に続いて、史上初の金メダルを獲得した。
成長著しい日本の若き女子剣士が快挙を成し遂げた。個人戦銅メダルの東晟良(19)=日体大=をはじめ、世界ランク16位の宮脇花綸(21)=慶大=、辻すみれ(18)=朝日大=、菊池小巻(21)=専大=が活躍した。
決勝は大接戦を制した。1巡目、2巡目までは両チーム一進一退の攻防を繰り広げた。3巡目の辻を終えて28-27でリード。続く宮脇が31-29でつなぎ、最後の東が同点で終えたが、1点勝負の延長戦で勝負を決めた。
宮脇は「コーチが『新しい歴史のページを開いた』と言ってくれた。歴史をつくるチームなんだと感じた」と感慨深げ。延長戦を制した東は「(先に)突くぞということで頭がいっぱいだった」と振り返り、「優勝メンバーには入れてうれしい」と胸を張った。
準決勝では、5連覇中だった韓国から金星を奪った。2020年東京五輪に向けて、宮脇は「アジアで1番になることがいいステップになる」と話した。