バド山口茜“ミス狙い”失敗で21-0達成の珍事

 女子シングルス1回戦でアフガニスタン選手にストレート勝ちした山口茜=ジャカルタ(共同)
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 「アジア大会・バドミントン」(24日、ジャカルタ)

 女子シングルス1回戦が行われ、世界選手権銅メダルの山口茜(21)=再春館製薬所=が、アフガニスタン選手に2-0でストレート勝ちし、2回戦に進出した。

 アジア大会ならではの珍事だった。相手は世界ランク外のアフガニスタン選手。山口は「実力差はあった」と相手のショットをひょいひょい拾って返すものの、なかなかラリーが続かずワンサイドゲームになる。第1ゲームは結局、21-0のラブゲームとなった。

 山口自身はラブゲームを狙っていなかったが“阻止”に失敗したという。「卓球は(マナーで)ラブゲームにしないと聞いたけど、自分はどこかでミスする自信があったので」と高をくくっていたが、気がつくと20-0までいってしまった。最後の1点はわざとサーブミスを狙ってコート奥を狙ったが、「風で戻ってきて(入ってしまった)」と苦笑いしながら告白。しかし、コートチェンジした第2ゲームは3失点を許し、“完全試合”とはならなかった。

 日本が48年ぶりに金メダルを獲得した団体戦では全試合で第1シングルスを務めたが、自身は3戦全敗。「気持ちが切り替わっているかはわからないが、1人で引きずってもしょうがない。できることを精いっぱいやっていく」。日本女子シングルスのエースが再出発した。

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