救急搬送の貴乃花親方「一瞬めまいがしてそのまま倒れ」HPで現状を報告
巡業先の秋田市で21日に倒れて病院に救急搬送された大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱=が24日、「貴乃花応援会」のホームページ上で現状を報告した。「何にも問題ない」、「一瞬めまいがしてそのまま倒れ、自分でもどうしたのかと」などとコメントした。
HP上には以下の通り。
「皆様にご心配おかけして申し訳ございませんでした。
秋田病院でも心臓、脳などかなり詳しく検査していただき、何にも問題ないと診断をいただきました。
念の為、翌日都内の検査機関にて更に詳しく検査をしてもらいましたが、同様に何にも問題ないと診断を受け安堵しております。
数日前より軽い風邪気味はありましたが、気にする程でもなく炎天下で弟子に稽古付けていたため熱中症を起こしたようです。
一瞬めまいがしてそのまま倒れたようで、その後すぐに覚めましたが自分でも初めての事で、どうしたのかと思う次第でした。
巡業途中でご迷惑おかけし皆様にはご心配おかけして誠に申し訳なくご報告申し上げます。」
同親方は21日に倒れた際、一時は意識不明だった。病院に緊急搬送された際は意識も回復していた。22日朝に退院し、帰京した。同親方から報告を受けた日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は詳しい診断は不明とした上で「無事に東京に戻ったとの連絡があった。しっかり歩いているということだった」と話した。
東京の病院で精密検査を受け、26日まで残りの巡業は休場する。
3月の春場所で弟子の貴公俊が暴行事件を起こし監督責任を問われ、親方衆では序列最下位の年寄に降格した。夏巡業には審判として同行し、連日、熱心に弟子の指導に当たっていた。