バド桃田賢斗が16強入り 世界ランク1427位に完勝

 「アジア大会・バドミントン」(24日、ジャカルタ)

 男子シングルス2回戦で、世界選手権金メダルの桃田賢斗(23)=NTT東日本=が初登場し、世界ランク1427位のシュレスタ(ネパール)に2-0でストレート勝ちして16強入りを決めた。

 普段のワールドツアーでは世界ランク上位選手から参加資格を得るため、現在4位の桃田はなかなか下位選手と当たる機会はないが、珍しく世界ランク4ケタの相手との対戦となった。

 ショットを拾いながら相手のミスを誘い、第1ゲームは21-9で先取した。しかし、第2ゲームは慣れない風に戸惑ったのかミスを連発したが、最後は8連続ポイントで21-10と快勝。「今日はシャトルをコントロールしようと思って試合に入った。1ゲーム目はよかったが、2ゲーム目はちょっと風が強くてコントロールできなかった。修正していきたい」と汗をぬぐった。

 団体戦では第1シングルスで全勝したものの、チームは準決勝で地元インドネシアに敗れて3位。3回戦では、団体戦でも大激戦を演じた世界ランク12位のギンティン(インドネシア)と再戦するだけに「(団体戦では)消極的に、置きにいってミスしたショットもあったので、最初から強気で1球1球押していけるようにしたい」と連破へ気合を入れた。

 個人戦では、リオ五輪王者のチェン龍(中国)、世界選手権銀メダルの石宇奇(中国)らが出場するハイレベルな戦いとなるが、世界選手権に続くビッグタイトルを狙う。

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