ソフト日本が5連覇!東京五輪へ弾み コールド圧勝で宇津木監督「一安心」
「アジア大会・ソフトボール・決勝、日本7-0台湾」(24日、ジャカルタ)
最後まで隙を見せず、悠々と5連覇を達成した。ソフトボールの日本は上野、藤田の継投で無失点。打線も4番山本が2試合連続本塁打となる3ランを放つなど7点を奪っての圧勝劇だった。宇津木監督は「一安心した」と重圧をはねのけた心境を話した。
先発のエース上野は一回こそ二塁打を浴びたものの、その後は貫禄の投球で封じた。四回にマウンドを受け継いだ藤田も6人の打者から四つの三振を奪い、試合を終わらせた。「勝って当たり前」と繰り返していた上野からも「(5連覇を)達成できてうれしい」と笑みがこぼれた。
若手に経験を積ませる場と位置づけた大会で最後は上野を先発させ、頂点を取りにいった。3大会ぶりに実施される東京五輪に向けて競技をアピールする狙いもあり「今までの試合とは違う」(宇津木監督)と気合十分に臨んだ。
五輪まで2年を切り、上野は喜びもつかの間「(今大会は)通過点だと思う」とさらりと言った。選手は歓喜に浸ることなく、すぐに現実を見つめて気持ちを切り替えた。