異色の“二刀流”長迫吉拓が日本初の金 トラック種目でも東京五輪を目指す
「男子BMX・アジア大会」(25日、ジャカルタ)
自転車男子で異色の“二刀流”が、アジアの頂点を極めた。2年後の東京五輪をトラック種目でも目指す長迫吉拓(24)=MXインターナショナル=が本職のBMXで圧勝。採用3大会目で日本初の金メダルを獲得し「勝てるとは思っていたが、ほっとした」と汗をぬぐった。
約350メートルのコースで8選手が争った決勝。自信を持つ技術でスムーズに序盤のコブを越え、すっと先頭に出た。リオデジャネイロ五輪を経験した優勝候補らしい盤石のレース運びだった。
より重いペダルを踏むトラック種目の挑戦は、BMXで課題のスタート改善につながっている。「やるからにはとことんやりたい」と、迷わず二足のわらじを貫いていく。