女子マラソン野上恵子が銀!「絶対にメダルだけは」韓国、北朝鮮選手との2位争い制す

 女子マラソン 2位でゴールする野上恵子=ジャカルタ(共同)
3枚

 「アジア大会・女子マラソン」(26日、ジャカルタ)

 女子マラソンが行われ、野上恵子(32)=十八銀行=が2時間36分27秒で銀メダルを獲得した。田中華絵(28)=資生堂=は、9位だった。昨年の世界選手権覇者のローズ・チェリモ(バーレーン)が2時間34分51秒で優勝した。

 笑顔でゴールした遅咲きの32歳は「目指してきたので、メダルを獲ることできて、本当にホッとしてます。絶対にメダルだけは獲るって、最後まで諦めないと思って走りました」と、喜びを噛みしめました。

 男子と同じく現地時間朝6時、気温27度でスタート。スローペースで進んだレースは、25キロ過ぎに昨年の世界女王・チェリモが給水を利用してスパート。一気に独走状態を築きあげ、野上は2位集団。もう1人の日本勢、田中は遅れはじめた。

 野上は韓国のチェ・キョンソン、北朝鮮のキム・ヒソンとのし烈な2位争いを展開。30キロでは、昨日の男子マラソンで金メダルを獲得した井上大仁(MHPS)から給水ボトルを受け取り、エネルギーをチャージ。徐々に気温が上がる中で迎える終盤戦に備えた。

 38キロ地点で野上がペースを上げ、チェが遅れる。野上はさらに40キロの給水でペースアップ。男子マラソン4位の園田隼(黒崎播磨)からボトルを受け取ると、キムを引き離し、2位をつかみ取った。「苦しい時も乗り越えたら、こういう素晴らしい結果を残せることができると伝えたい。まだまだ銀メダルなので、課題はたくさんある。これをバネにしてまた次のレースでこのレース生かしていきたい」と2年後の東京五輪に向けて、さらなる飛躍を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス