AS乾&吉田は銀メダル 井村雅代氏、新顔上々デビューを称賛「頼りがいがある」

デュエット・フリールーティン 乾(右)、吉田組の演技=ジャカルタ(共同)
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 「アジア大会・アーティスティックスイミング(AS)」(28日、ジャカルタ)

 デュエットのフリールーティン(FR)が行われ、前日のテクニカルルーティン(TR)で2位につけていた日本の乾友紀子(27)=井村ASク、吉田萌(めぐむ、23)=ザ・クラブピア88=は、TRとの合計182・3363点で銀メダルを獲得した。中国が優勝した。

 6月から組んだばかりの新ペアが、上々デビューを果たした。お互い身長が高く、手足の長い2人は同調性の高い演技を披露。乾は「組んだのは今季の途中からだったが、短い期間ですごく(吉田が)食らいついて泳いでくれたことに感謝したい」とパートナーをたたえ、初戦だった吉田は「思い切り、今持っている自分の力は出し切れたかなと思う」と胸を張った。

 エース乾と昨年から組んでいた中牧佳南は5月末~6月のカナダでの試合を最後にデュエットを解消し、中牧はチームも去った。同大会から、潜在能力を買われて抜てきされたのが吉田だった。

 井村雅代チームリーダー(68)は「(準備期間は)3カ月だったが、よく泳いでましたよ。彼女たちにしてはいい演技をした」と及第点を与えた。吉田に関しては「思ったより冷静で、本番で演技を直す勇気を持っている。試合に強い。なかなか面白いし、頼りがいのある子」と、大一番でも力を発揮した新顔を称賛した。

 東京五輪を見据えて、来年の世界選手権が大きなヤマ場となるが、「(乾・吉田は)すごく伸び率があるので、次のゴールを提示することが私の仕事。久しぶりにそういう気持ちになった」と、手応えを見いだしていた。

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