高安 稀勢の里と三番稽古20番で6勝14敗「腰は大丈夫。いい稽古ができました」
「大相撲秋場所」(9月9日初日、両国国技館)
大関高安(28)=田子ノ浦=が29日、都内の部屋で兄弟子の横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=と三番稽古を行い、20番取って6勝14敗だった。
腰痛のため夏巡業の終盤に離脱。治療、強化に努め、もう不安はない。力強い立ち合いでいきなり一気の寄り切りで勝利。その後も出足で押し込み、4連勝スタートとした。
その後は体力負けして圧倒されたが、久々の稽古で中盤まで横綱と五分に渡り合ったのは収穫。「いい稽古ができました。(腰は)いけると思う。場所前の稽古としてはここから。2週間しっかり体力をつけていく。体と相談しながら。腰は大丈夫。無理して仕上げなくていい。自分でしっかり判断していい方向にいくようにやりたい」と力を込めた。
公私に親交ある関脇御嶽海(出羽海)に優勝で先を越された。大関とりも懸かる場所で壁になる気持ちを問われると、「相手どうこうじゃなく初日からいいスタートを切る」と、話した。