16歳四十住さくら、金メダル! 「いい滑り」
「アジア大会・スケートボード女子」(29日、ジャカルタ)
スケートボードのパークで男子の笹岡建介(19)=PROSHOP BELLS=と女子の四十住(よそずみ)さくら(16)=和歌山・伊都中央高、男子ストリートの池慧野巨(けやき、17)=大阪・第一学院高=が優勝。2020年東京五輪の新競技で10代の3人が金メダルを手にした。
表彰台の真ん中に立ち、愛用のスケートボードを高く掲げた。女子パークを制した16歳の四十住は「いい滑りができた」と余裕たっぷりに話した。
5人の出場者で最後に登場すると、なめらかな滑りと次元の違う技の数々で会場を盛り上げた。2回目には、おわんのような構造物の最上部で板の先端だけで体を支えたまま静止する得意の「ノーズブラント」を決め、両手を挙げて喜んだ。
5月の日本選手権を接戦の末に制し、今大会への切符を手にした。ともに日本代表となった17歳の伊佐に映像を撮影してもらうなど、10代の良き仲間として互いを高め合う。2020年東京五輪で活躍が期待されるホープは「いい経験になった。(東京で)自分の滑りを全力でできれば」と威勢よく言った。