速見佑斗コーチが9月5日に謝罪会見
女子体操の宮川紗江に暴力を振るったとして日本体操協会から無期限の登録抹消処分を受けていた速見佑斗コーチが31日、9月5日に都内で謝罪会見を行うと発表した。
同コーチは日本体操協会から無期限で登録抹消されたことを不服として、東京地裁に地位保全の仮処分申請をしていたが、この日、同コーチの代理人の山口政貴弁護士がこの申し立てを取り下げた。
この日、正午過ぎに東京地裁を出た山口弁護士は、報道陣からの問いかけに「取り下げ書を出して参りましたので、コーチの事件についてはこれで終了となります」と答えた。取り下げた理由について「コーチとしましては、これ以上協会の方と紛争を続けると宮川選手のためにはならないのではないか(と考えた)」と語っていた。
本来であれば、この日は東京地裁で速見コーチ側、体操協会側の意見を聞く審尋が行われる予定だった。取り下げを決断したことに、同弁護士は「だいぶん、本人も悩んではいらっしゃったんですが、最終的には協会の処分を受け入れると。暴力行為をしたこと自体は事実ですので、暴力行為への協会の処分については真摯に受け止めるとのご意向でした。なのでコーチのご意向を尊重して取り下げという形にさせて頂きました」と説明した。