成松大介 不満の銅メダル「金が目標だったので」 29日に頭部負傷で強行出場
「アジア大会・ボクシング」(31日、ジャカルタ)
日本ボクシング連盟の混乱で、自身への助成金が不正流用されたことが明らかになった男子ライトウエルター級の成松大介(自衛隊)は、準決勝でイクボルヨン・ホルダロフ(ウズベキスタン)に0-5で敗れた。3位決定戦は実施されず、銅メダルを獲得した。
29日の準々決勝で頭部を負傷し大量出血。すぐに医療用ホチキスで3カ所を留め、この日の朝に縫っての強行出場だった。患部も考慮し、距離を取りながらボディーを中心に攻めたが、世界選手権銀メダリストには及ばず。「金メダルが目標だったので満足していない」と無念さを募らせつつ「取ると取らないじゃ天と地の差」と前を向いた。
今後、連盟が新体制となることについては「変われば良くなっていくんじゃないか。それに期待するだけ」とした。