神戸製鋼 逆転開幕星 カーター欠場も給水係で後方支援「経験を生かせたよ」
「ラグビー・トップリーグ、神戸製鋼34-27NTTコミュニケーションズ」(31日、神戸ユニバー記念競技場)
トップリーグが開幕し、昨季5位の神戸製鋼はNTTコミュニケーションズに34-27で勝った。キヤノンはSO田村優(29)が後半にDGを決めて東芝に26-20で逆転勝ちした。昨季2位のパナソニックはクボタを15-11で下して白星発進。初昇格した日野はサニックスに33-3で勝った。今季は16チームがレッド・カンファレンス(紅組)とホワイト・カンファレンス(白組)に分かれて、1回戦総当たりのリーグ戦を実施。各組上位4チームが決勝トーナメントに進む。
15季ぶりの優勝を目指す神戸製鋼が、逆転勝ちで雨中の開幕戦を制した。13-13で折り返した後半はCTB重の勝ち越しトライなど3トライ。ディロン・ヘッドコーチは「試合の最後で落ち着きを見せられた」と評価した。
今季新加入した元ニュージーランド代表SO、36歳のダン・カーターは調整中のため開幕デビューは見送った。一方で給水係として何度もピッチに入り、仲間に献身的に声かけ。主将のSHエリスは「キックスペースなどを教えてくれた」と感謝した。
カーターは「ウオーターボーイは何度かやったことがあるので経験を生かせたよ」と笑顔。8日のサニックス戦(月寒)での出場は未定だが「来週に向けていい準備をしたい」と語っていた。