栃ノ心大関昇進披露に1300人 駐日大使「近い将来、横綱栃ノ心が誕生する」
大相撲の栃ノ心(30)=春日野=の大関昇進披露が1日、都内ホテルで開かれ、八角理事長(元横綱北勝海)、3横綱鶴竜(井筒)、白鵬(宮城野)、稀勢の里(田子ノ浦)ら1300人が参加し、昇進を祝福した。
壇上では春日野親方(元関脇栃乃和歌)が「部屋でも先代師匠の栃錦、栃光のダブル昇進以来56年ぶりに大関誕生という誠に喜ばしい慶事となりました。ジョージアを離れ大願を成就いたしました。大関として自覚と責任を持ち力士の手本となり高みを目指して欲しい」とあいさつ。
栃ノ心は「ジョージアから日本に来て13年、言葉も何も分からない、つらい時期もありましたが、皆さんに支えてもらいました。入門した時、親方に付けてもらった名前の通り日本の心、ジョージアの心、相撲の心、春日野部屋の心を大切にして日本、ジョージア皆さんのためにさらに上を目指し精進いたします」と語った。
母国の先輩、元黒海やジョージア駐日大使のレバン・ツィンツァゼ氏もお祝いに駆け付けた。同大使からは「近い将来、横綱栃ノ心が誕生すると信じている。彼は現代のヘラクレス」とエールも送られた。