池谷氏、塚原夫妻のパワハラ認定されれば「辞任ではなく永久追放」
体操元日本代表の池谷幸雄氏が4日、フジテレビ系「とくダネ!」で、女子体操の宮川紗江からパワハラを告発されている日本体操協会の塚原光男副会長、女子強化本部長の塚原千恵子氏について「辞任ではなく永久追放」と厳しい言葉で処分について言及した。
番組では、塚原光男氏に単独インタビューした映像を放送。光男氏は宮川を追い込んだ責任は認めたものの、パワハラについては第三者委員会に委ねるとして、自らのパワハラについては否定も肯定もしなかった。
第三者委員会が設置され、今後の調査が行われるが、番組では、宮川の母親は第三者委員会でパワハラが認定された場合は、塚原夫妻の辞任と協会の新体制を求めたいとしていることを紹介。一方で体操協会は塚原夫妻については当面続投で考えていると説明している。
池谷氏は、協会の「当面続投」という姿勢に疑問。「今と変わらぬ権力を持ったまま、その状態で周りの人が(第三者委員会の調査で)そこまで話せるのかっていうと、今までの経緯からすると、権力あるので怖いですよね。何かされるんじゃないかというのがある」とコメント。関係者が事実をきちんと話せるようにするには、まずは体操協会が塚原夫妻を現在のポジションから外す必要があると訴えた。
更に、パワハラが認められた場合、宮川の母が夫妻の「辞任」を求めているということには「辞任ではまた復活するので永久追放です」とキッパリ。91年に審判を不服として女子体操でボイコットが起こったことを例に挙げ「でないと、また復活する可能性がある。前回は辞任したんです。でもまた戻って来ている。辞任ではなく永久追放です」と訴えていた。