アメフット問題の被害者父・奥野氏 揺れるスポーツ界の“被害者”へメッセージ

 日大アメフット部の悪質反則問題でけがをした関西学院大選手の父・奥野康俊氏が4日、自身のフェイスブックを更新。日本体操協会のパワハラ問題に関連し、「さまざまな理不尽な思いをしている選手や保護者の方、あるいは学生などで悩みをお持ちの方がいらしたら是非直接メッセージをお寄せください」と呼びかけた。

 女子体操の宮川紗江が日本体操協会の塚原光男副会長、女子強化本部長の塚原千恵子氏のパワハラを告発。大学アメフットの問題に続くようにレスリングやボクシングなど、スポーツ界でさまざまな問題が噴出している。

 この現状に、奥野氏は「利権、権限、名誉が人を変えてしまう。東京オリンピックを目前に、全てのスポーツ界において、あらゆる膿を出しきる必要があり、その機運がますます高まる」と言及。各スポーツ界の発展に貢献した“重鎮”の功績に敬意を示す一方で「理不尽な力による支配の時代と機能不全を起こした組織に終止符を打つ必要がある」と、訴えた。

 そして同じ被害者としての立場から、現場の関係者へメッセージ。「何か解決策についてアドバイスできればさせていただきます。日本のスポーツ界をあるべき姿にする為に」と締めくくった。

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