稀勢の里 完敗で北の富士氏バッサリ「気迫感じられない」 引退危機の予感も…

 豪栄道(右)に完敗し首をかしげる稀勢の里
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 「大相撲秋場所」(9日初日、両国国技館)

 左大胸筋負傷などで8場所連続休場中の横綱稀勢の里(田子ノ浦)は4日、都内の尾車部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加した。一門外から出稽古にきた大関豪栄道に3勝8敗と完敗。前日までの順調が一転、周囲も不安と期待が入り交じった。

 満点の内容は、左を差して一気に出た最初の一番だけ。二番目以降は相手の踏み込みに防戦一方だった。最後は前のめりに崩れ3連敗。自ら稽古を打ち切り、左足を気にするそぶりも見せた。

 進退をかけ秋場所出場への意欲は変わらない。「相手の速さと強さが感じられた。修正して場所に臨む」と、前だけを見据えた。

 見守った元横綱で解説者の北の富士勝昭氏は「下がったら残れない。前に出たら腰砕け。この場所にかける気迫が感じられない」と切り捨てた。尾車親方(元大関琴風)は「3つ勝ったのは収穫。最初の相撲は左が入って彼の相撲。あれを忘れないでいけば」とハッパをかけた。芝田山親方(元横綱大乃国)は「進歩がない。(部長を務める)広報部としては万が一に傾いている」と、引退危機を予感した。

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