速見佑斗元コーチが騒動後初 公の場で謝罪「どんな小さな暴力も行わない」宮川への暴力で

 謝罪会見で頭を下げる速見佑斗元コーチ。手前は山口政貴弁護士=都内(撮影・開出牧)
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 体操女子のリオデジャネイロ五輪代表、宮川紗江(18)を巡る暴力&パワハラ問題で、指導の際に宮川に暴力を振るい、日本体操協会から無期限の登録抹消処分を受けた速見佑斗元コーチ(34)が5日、都内で謝罪会見を行った。先月15日に協会から処分が発表されて以降、速見元コーチが公の場に姿を見せるのは初めて。

 黒のスーツにストライプのネクタイ姿で登壇した速見元コーチは「私、速見佑斗は宮川選手への度重なる暴力行為を行い、宮川選手はもとより、周りの選手、コーチに対し、不快な思い、恐怖心を抱かせてしまったことを深くお詫び申し上げます」と、謝罪の言葉を口にした。「今の時代において、暴力はどのような理由があっても許されないことを深く実感しています。協会から受けた無期限の登録抹消処分を真摯に受け止め、妥当な処分だと思っています」と、反省。その上で「今後、どんな小さいなものでも一切暴力は行わないことを、ここに誓います」と、宣言した。

 日本体操協会が関係者への聞き取り調査で判明したとしている、速見元コーチの暴力行為は以下の通り。

 【13年9月】NTCで国際ジュニア合宿の時、顔をたたく行為

 【15年2月】海外合宿での大声で怒鳴りつける行為

 【16年1月】海外試合で顔をたたき、顔がはれた。練習中に怒鳴る行為。他コーチからの引き留め。

 【16年3月】国際大会中、Tシャツをつかみ、引きずり降ろす行為。

 【16年5月】前所属先で頭をたたく、怒鳴る行為。日常的に実施。

 【16年1月】海外合宿中、1時間以上立たせる行為。

 【17年1月】前所属先で再び暴力があり、無期限の出入り禁止処分。

 【17年8月】NTCで髪の毛を引っ張り、出口まで引っ張り出した行為。

 【17年9月】NTCで髪の毛を引っ張り倒す、押し倒すほどの行為。

 【18年4月】NTCで指導中、大声で怒鳴る行為。

 【18年5月】東京体育館のサブ会場で、怒鳴る行為。

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