18歳・阿部詩「仕上がり順調」 女王・志々目と2人で決勝だ
「柔道・世界選手権」(20日開幕、バクー)
柔道世界選手権に向けた女子日本代表合宿が6日、都内で行われ、52キロ級で初出場する18歳の阿部詩(兵庫・夙川学院高)は「順調に仕上がっている」と手応えを口にした。
同階級では、リオデジャネイロ五輪女王のケルメンディ(コソボ)がけがの影響で欠場することが濃厚となった。阿部は第4シード、昨年世界女王の志々目愛(24)=了徳寺学園職=は第7シードで別ブロックに分かれ、勝ち進めば決勝で日本人対決となる可能性がある。増地克之監督は「しっかり勝って、2人で決勝を戦ってほしい」と期待を込めた。
男子66キロ級で2連覇を狙う兄の一二三(日体大)とのきょうだい優勝も期待される阿部は「緊張はあるが、近づいているなという感じがする」と念願の大舞台を心待ちにした。