大坂なおみ日本女子史上初のGS決勝進出 準決勝キーズにストレート勝ち
「テニス・全米オープン」(6日、ニューヨーク)
女子シングルス準決勝が6日(日本時間7日)、米国ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアムで開催され、世界ランキング19位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、6-2、6-4で同14位のマディソン・キーズ(23)=米国=にストレート勝ち。日本女子史上初の四大大会決勝進出を決めた。準決勝第1試合でアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に6-3、6-0で圧勝したセリーナ・ウィリアムズ(米国)と決勝で対戦する。
日本女子初のグランドスラム決勝進出へ大坂の勢いが止まらない。昨年の全米オープン準優勝で、今回も地元ファンの前で抜群の強さを見せているキーズと序盤から力強いストローク合戦を展開。両者がサービスゲームをキープする中で、大坂がサーブの第4ゲームを迎える。ここで0-40とピンチを迎えるが、そこから粘りを見せてこのゲームをキープすると、続く第5ゲームでブレークに先行した。第7ゲームは4ポイント連取でブレークするなど圧倒して第1セットを制した。
第2セットに入っても流れは変わらない。第1ゲーム、大坂は30-40とブレークポイントを迎えると、ここでキーズの深いショットが決まったと判定されたが、これにチャレンジ。検証の結果、ラインを越えておりチャレンジに成功してブレークした。第2ゲームでは6度のブレークポイントをしのいでキープした。その後、両者がサービスゲームをキープし、第10ゲームを確保した大坂が6-4で勝利を決めた。